・Have Heart
開始前からもうステージ前には興奮したキッズが大勢詰め寄せている。それまでと違い、女性、非タフガイ系キッズも多い。差し詰め「みんなのヒーロー、ハブハート」といったところであろうか。大歓声の中ライブが始まる。PatはFree Spiritのシャツを着用。
Have Heartがプレイするのは柵のある大きい方のステージである。セキュリティーも柵中に配置され、ステージダイブをするのはかなり難しいようだ。
曲が始まった瞬間、ものすごい勢いでキッズが前へと押し寄せ、シンガロング、パイルオンからのダイブとこれまで出演したどのバンドにも勝る盛り上がりを見せる。実質モッシュピットはほとんどなく、あったとしてもかなりステージ後方である。それほどまでに大勢のキッズが詰め寄せ、皆必死で歌詞を叫び、マイクを奪おうとステージに向かう。Patもキッズ達に応えるように序盤からステージダイブをし、マイクを向ける。
新旧それぞれの曲をまんべんなくプレイ。Have Heartはそのほとんどの曲が名曲と言っても過言ではないと思うが、特に"The Unbreakable"や"Bostons","Something More Than Inkなどの曲の盛り上がりは半端ではなかった。これが現在のベストハードコアバンドの、ホームでのライブなのかと終始圧倒されるものであった。
途中ギターの些細なトラブルなどもあったが、ライブの熱が冷めることは全くなく、また曲間におけるPatの誠実かつ真摯なMC、関係してきた人々全てに謝辞を述べる姿勢など、これが全てのハードコアキッズに支持される所以なのだと改めて実感した。自分はその言葉の意味を全て理解できた訳ではないが、それでも、言語を超えて伝わってくるものがあった。
やはりHave Heartは既存の、現在のハードコアバンドとは何か全く違ったベクトルのパワーを持っているのだろう。解散は非常に悔やまれるものであるが、それがこのバンドをさらに伝説化させるものであるかもしれないし、とにかく解散する前にアメリカで、ボストンで彼らのライブを見ることができたのは非常に良い経験であった。
全ての曲が終わり、最後にPatはステージで「どうもありがとう。」と日本語で挨拶した。
・100 Demons
個人的には全く期待していなかったのだが、モッシュピットの大きさがこの日最も大きかったように思う。それだけ多くのキッズがモッシュし、サポートしていた。
・Reach The Sky
大御所RTS。その盛り上がりはやはり半端ではなく、シンガロング、そしてRTSのイメージからは想像できないような極悪なモッシュまでもが繰り広げられていた。日本から来た数名の方々のテンションの上がり方も尋常ではなく、非常に印象的であった。
ボーカルは今年37歳らしいが、その年を感じさせない歌と、曲間の非常に熱い、先生のようなベテランならではの厳格なMCで非常に好感がもてた。
・Four Year Strong
さすが地元、という感じなのだろうか、多くのキッズがシンガロングし、モッシュパートではモッシュしていた。キーボードが印象的であった。
・Trapped Under Ice
期待していたバンドのひとつ、最近新譜をリリースしここ日本でも絶大な支持を受けるTUI。まずボーカルJusticeがオシャレ過ぎる。中折れハットにウッドロザリオ、XLのシャツに黒のVansスリッポンという出で立ち。髪も長くなっており異常にイケメンであった。(その日連れていた女性も金髪かつスタイル抜群の異常な美女であった)
ギターのSamはMaximum Penaltyのシャツにトレードマークでもある迷彩パンツ。
演奏は非常に安定しており、特にギターが非常に巧い。Samはコーラスもこなし、楽曲に華を添えていた。もともと独特なJusticeの歌い回しもライブではさらに変化を見せ、非常に個性的なものとなっていた。
モッシュピットもかなり大きく、巨体のキッズがその図体とは似つかない俊敏さでモッシュしていて非常に危険だった。
・?
TUIのあと、スペシャルゲストであるということで謎のバンドがプレイしていた。誰に聞いても知らなかったのであまり有名ではないのかもしれない。観客もそれほど多くはなかったようだった。
・Death Threat
この時点で疲れがピークに達しており後ろから眺めていただけであったが、疲れ知らずのキッズ達はまたしても異常なモッシュをしていた。TUIのギターのSamが極悪すぎるモッシュをしていたのも印象的だった。
大盛り上がりのうちに終了。
終了したのは23時前後で、その日食べ物を何も食べることができなかったので(クラブにはベジタリアンフードが全く売っていなかった)、疲労はピークに達していたのだが、会場を出たあとにPatからchucky edgeがTUIのセット中に骨折したことを伝えられる。そしてTriple BのSamが救急病院に付き添っているらしい。自分とyuskedge君、AustinはSamの家に宿泊しているのでとりあえずPatに救急病院まで連れて行ってもらう。Samと合流し、Chucky Edgeの治療が終わるのを待つ。予想以上に治療が長引き、彼が戻ってきたのはAM3時であった。どうやら左腕の肘から手首の間の骨がキレイに折れてしまったらしい。レントゲン写真を見せてもらった。案外元気そうではあったが、その姿は痛々しいものであった…。
Chedgeを途中まで送り、帰宅。疲れとともに泥のように眠った。
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